小中学校男子トイレ完全個室化という名案

目黒区では定期的に「区民と区長のまちづくり懇談会」というのを開いています。

選出された目黒区在住の方々の意見を区長が直接聞くという名前のとおりの会です。

参加者は年配の方が多く、その方々から地域の問題点などが報告されます。

例えば

「雨や台風などで掲示物が剥がれているが、品川区のようにガラス窓のケース仕様に変更できないのか？」

「最近、水害が多いが目黒川は大丈夫か？対策は？」

「廃校となった小中学校がそのまま放置されているが、なにか再利用はできないのか？」

などなど。

非常に前向きな意見が取り交わされています。

年配の方が多いという事で、ちょうどお孫さんが小中学生で、お孫さんの周りの事についての意見も多いです。

「通学路が暗いので、変更できないのか？」

「街灯は付けられないのか？」

などなどですね。

その中でも面白いなぁと思ったのが「小中学校男子トイレ完全個室化」の事でした。

神奈川県大和市で、老朽化した公立小中学校のトイレの改修工事に合わせて、学校の一部の男子トイレを完全個室化したという事なんですね。
以下、その記事になります。

女性は分からないかもしれませんが、男性からすると「あるあるネタ」でして、小学生時代、同級生から、からかわれるのを恐れてお腹が痛いのを我慢したという経験は男なら誰しも必ずあると思います。

我慢できず、モラしてしまい、その後ずっとバカにされ続けたという苦い思い出を持っている人もいるかもしれません。

その状況を多少なりとも改善するために、学校に一部だけ個室しかないトイレを作ったという事なんですね。

普段、オシッコをする時も個室トイレを使うようにしていれば、お腹が痛くて個室に入る時も気兼ねなく入れますものね。

非常に名案ですよね。

「やり過ぎ」と賛否両論あったようですが、僕は名案だと思います。はい。

目黒区の話に戻しますが、参加者の方が

「孫の学校に行ってトイレに入ったがとても汚い」

「和式トイレしかない場所もある。今どき、和式を使えない子供だっているのに時代錯誤」

「トイレの改修工事を進めるとともに、是非、男子トイレ完全個室化の導入を検討してもらいたい」

と意見をおっしゃっていました。

最後に

どこまで意見を検討実現できるかは分かりませんが、このような会を開催することは非常に良い事ですよね。

本当であれば、年配の方々だけでなく我々子育て世代以下も参加するべきだなぁと。

意見が反映される区なのであれば、選挙などへ前向きに参加できるようになるし、政治にも興味を持てるようになるかもしれない。

そのフックとなるのは、こういった身近な事から始まるのでは無いかと感じました。